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今、世の中はレトロブームです。
ノスタルジックな昔のブリキのおもちゃが高値で取り引きされたり、商品のデザインに昔のデザインを取り入れたりしたものがはやっています。
そんな流れにのったのか、学研の大人の科学シリーズは人気が高く、学研電子ブロックEX-150復刻版(以降、電子ブロックと表記)に至っては、発売当初、需要に供給が追いつかず、入手まで2〜3ヶ月待ちという状態が続いたほどです(現在はすぐに購入することができます)。
この電子ブロックの発想は、積み木に似ていると思います。
積み木には、いろいろなかたちがあり、それを組み合わせて何かを造形します。
たとえば四角の積み木が家の壁となり、三角の積み木が家の屋根となり、それらを組み合わせることによって家が造形されます。
つまり、ひとつの部品(パーツ)が特定のかたち(積み木)をしているか、特定の機能(電子ブロック)を持っているかの違いはあるものの、組み合わせることによって何かを実現させるというシンプルな構成は共通なのです。
いろいろな部品をつけたりはずしたりして楽しむ。
これは、女の子が子供のころに遊んだ着せ替え人形にも似ていると思います。

着せ替え人形の場合はいろいろな衣装を、電子ブロックの場合はいろいろな(電子)ブロックを使用します。
そして、着せ替え人形の場合はファッションセンス、電子ブロックの場合は電気的な知識が必要になります。
着せ替え人形の場合は万一失敗(?)しても「センスが悪いわねぇ〜」と批判されるだけですが電子ブロックの場合は失敗すると「まったく動かない」という悲惨な結果になります。
一見するとファッションセンスは、コンピュータとは無縁に感じるかもしれませんが、このファッションセンスは、プログラミングセンスにつながっていくと思います。
機能を持ったブロックをつなげるという発想は、単純(シンプル)なのですが組み合わせにより無限の可能性を秘めています。
さらに、電子ブロックの場合は、拡張キット光実験60という別売のブロックを追加すると機能を拡張させることができます。
今では、景品等(無料)でもらえるようになったICラジオでさえ、自分でブロックを組み立てて音が出たときは感動ものです。
そして、この電子ブロックは物作りの原点と楽しさを実感させてくれます。
電子ブロックは、新発売の製品ではありません。
1976年に発売された商品の復刻版です。
このことから、おもしろいものは時代に関係なくヒットするということが言えると思いま
す。
そして、このことは、コンテンツ勝負といわれている現在の原点に通じていると思います。
今後は、ノスタルジック、シンプル、グッドコンテンツの3つの要素を押さえた商品が、ヒット商品の条件になっていくことでしょう。

ここで実際に、電子ブロックを見てみましょう。

左が電子ブロックの基本セットのみで作成したNo.45レフレックス1石+ICアンプラジオ
(トランス負荷)、右が拡張キット光実験60で追加されるパーツです(基本セットで150回路、拡張キット光実験60で60回路を作成することができます。
なお、拡張キット光実験60には光ファイバも添付しています)。
また、「学研電子ブロックのひみつ―EX-150復刻版のすべてがわかる」(学習研究社、本体価格1,800円)」(amazon.co.jpで購入することができます)という解説書も発売されているため、電子ブロックを購入した方は必見の1冊です。
子供のころに感じた、ワクワク・ドキドキした気持ちを思い出させてくれる。
電子ブロックは、大人になった今でも遊び心を思い出させてくれる、そんな商品だと思います。
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