|
私たちの日常生活の中では、なんらかの単位がごく当たり前のように使用されています。
たとえば、L(リットル)やKm(キロメートル)など、状況に応じて「ガソリンを20L入れてください」といってLという単位が使われ、「この道路の制限速度は時速50Kmです」といってKmという単位が使われています。
パソコンにも同じように、HDDやメモリの容量を表す単位が存在します。
パソコンで使われる容量の単位は、パソコンを購入するときなどで性能を判断する重要な要素になります。
コンピュータの世界では、ビット(Bit)とバイト(Byte)という単位があり、最小の単位をビットと呼んでいます。
そして、このビットが8つ集まって1バイトになります(つまり、1バイトは8ビットということになります)。
通常、アルファベットの1文字や数字の1桁はバイトで表すため、このバイトという単位がコンピュータの世界では最も多く使用されています。
コンピュータとは全く関係なく、「1Kg(キログラム)は何g(グラム)ですか?」と質問されれば、たいていの人は「1Kgは1000gです」と答えるはずです。
しかし、コンピュータに詳しい人に「1Kバイトは何バイトですか?」と質問すれば、「1Kバイトは1024バイトです」という答えが返ってくると思います(コンピュータの世界では、単位のKのことをキロではなく、区別するためにケイと呼ぶこともあります)。
では、なぜコンピュータの世界では、1Kが1000ではなく24の端数が出るのでしょうか?
実は、コンピュータの世界では0と1の2つの数字が基準になっています(この2つの数字で表す数値のことを2進数と呼んでいます)。
そして、この2進数を基にすると1Kは2の10乗ということになります。
この数値の変化は次のようになります。
【2の10乗の値の変化】
2の0乗 → 1
2の1乗 → 2
2の2乗 → 4
2の3乗 → 8
2の4乗 → 16
2の5乗 → 32
2の6乗 → 64
2の7乗 → 128
2の8乗 → 256
2の9乗 → 512
2の10乗 → 1024
このような理由で、1K(2の10乗)は1024となり24の端数が生まれてきます。
この1024(1K)は、HDDやメモリの容量を表すときなどで次のような単位とともに使用します。
【容量を表す単位】
1024バイト → 1K(キロ)バイト → 10の3乗
1024Kバイト → 1M(メガ)バイト → 10の6乗
1024Mバイト → 1G(ギガ)バイト → 10の9乗
1024Gバイト → 1T(テラ)バイト → 10の12乗
1024Tバイト → 1P(ペタ)バイト → 10の15乗
1024Pバイト → 1E(エクサ)バイト → 10の18乗
1024Eバイト → 1Z(ゼタ)バイト → 10の21乗
1024Zバイト → 1Y(ヨタ)バイト → 10の24乗
パソコンで使用する容量の単位はGからTへと突入しました。
この調子でいくとパソコンで使用する容量の単位がTからPへ突入するのも意外と早いかもしれません。
現時点の国際単位系(SI)では、10の24乗であるYが最上位の単位ですが、近い将来、その上の単位のを決める必要性がでてくることでしょう。
そのほか、速度を表すときなどで次のような単位を使用します。
【速度を表す単位】
1000分の1秒 → 1m(ミリ)秒
100万分の1秒 → 1μ(マイクロ)秒
10億分の1秒 → 1n(ナノ)秒
1兆分の1秒 → 1p(ピコ)秒
今のところ単位に関しては、ビットとバイト、そしてキロ、メガ、ギガ、テラを把握しておけば、パソコンを購入するときなどで性能を比較する際に困らないと思います。
|